代表ご挨拶

宇宙は今、新聞、雑誌等で毎日の様に話題となり、宇宙ビジネスへの関心が高まっています。一方、次の様な声もよく聞きます:

「宇宙に興味はあるが、どうやって仕事として始めたらいいか分からない。」
「地上に多くの問題があるのに、宇宙なんてやっていていいのだろうか?」

私は、サステナビリティ(SDGs)を推進する国際機関に身を置きながら宇宙事業開発を始めたという珍しい経歴を持っています。このことから、宇宙事業を始めるに当たって、それを地上の課題解決にも活かすことを常に考えていました。そして2020年に、当時の地球上最大の問題であった新型コロナ等ウイルスによるパンデミックを、宇宙由来技術で防止することをテーマに国際宇宙大学で学んだことで、既に多くの宇宙由来技術が地上の課題解決に活かされていることを知りました。これにより宇宙で生まれる技術、英知が地球の課題解決に活かせることを確信し、宇宙xサステナビリティの価値を広める活動を行って来ました。そしてさらにそれを進めるために、2023年4月に「黒須スペース&サステナビリティ合同会社」を立ち上げました。

宇宙をビジネスとして始めたい方、そして宇宙をどのように私たちの社会の役に立てるかを知りたい方、また宇宙に関わらず新規事業、海外事業等ビジネスにお悩みを抱えられている方、お気軽にお声がけください。

黒須スペース&サステナビリティ合同会社
社長 黒須 聡

社長略歴
1983年より横河電機で海外ビジネス開発、マーケティング、事業企画、開発、経営に関与。B2B(産業材)マーケティングを活用し、海外売上比率を約70%まで拡大することに貢献。オランダ、シンガポールに駐在。「BtoBブランディング」で2009年「第1回日本マーケティング大賞 奨励賞」受賞。サステナビリティ推進については、2017年にWBCSDのカウンシルメンバー就任を契機に開始し、2019年より2023年3月までCSO(Chief Sustainability Officer)となる。2019年3月まで横河電機取締役専務執行役員を務める。

2019年4月:国際宇宙大学(ISU: International Space University)Executive Space Course留学を契機に宇宙ビジネス開発を開始。

2020年7月:ISU Interactive Space Program(ISP20)に留学。ISP20は新型コロナウイルスによりオンライン開催となった経緯から、パンデミック防止に宇宙由来技術を活用することを主要テーマとした。ここで様々な宇宙で生まれた技術が地球上のSDGs達成に貢献していることを知り、その価値を広める活動を開始。

2021年7月:横河電機初の宇宙ビジネス専門組織「宇宙事業準備室」を設立し、室長に就任。複数の国家レベルプロジェクトへの関与を開始。

2022年4月:技術・開発メンバーを増員して「宇宙事業開発室」に改名。

2022年12月:東京大学大学院にて、「Space & SDGs -Space businesses for societal needs-」の講義実施。

2023年4月、横河電機宇宙事業開発室 エグゼクティブ・メンター就任。黒須スペース&サステナビリティ合同会社を設立。

2023年4月:国際宇宙大学マスタークラス(フランス、ストラスブール)にて、「Space & SDGs -Space businesses for societal needs-」講義実施(写真)。

2023年7月:UNISEC(大学宇宙工学コンソーシアム)20周年記念イベント「地球のサステナビリティにUNISECはどう貢献できるか」講演

2023年9月:APRSAF(アジア・太平洋地域宇宙機関会議、ジャカルタ)「Accelerating the contribution to SDGs in Asia Pacific」講演

2023年10月:宇宙科学技術連合講演会「宇宙をSDGsに活かす横河電機のソリューション」講演

2023年10月:Thailand Space Week(バンコク) 「Introduction to YOKOGAWA Space Business Development and Water Loss Management System in Thailand」講演

2023年12月:日経SDGsフェス、宇宙プロジェクトフォーラムで「宇宙xサステナビリティ ー新たな価値創造による地球課題解決-」講演
宇宙ビジネスでSDGs達成に貢献 注目企業は|日経BizGate (nikkei.com)

2024年1月:東京大学大学院にて、「Space & SDGs -Space businesses for societal needs-」の講義実施。

2024年3月:一般社団法人企業研究会の「第19期新規事業開発リーダー養成フォーラム」で、『宇宙 ―新規事業参入の最初で最後のチャンスー』講演


・横河電機(株)宇宙事業開発室 エグゼクティブ・メンター
・Yokogawa University講師
・一般社団法人 クロスユー サポーター
・大学宇宙工学コンソーシアム(UNISEC)国際委員会アドバイザリーボードメンバー
・日本マーケティング学会理事(2021-23年:常任理事)、宇宙航空マーケティング研究会会員
・2020-2023年:慶應工学会 理事
・2017-2023年:WBCSD (World Business Council for Sustainable Development: 持続可能な開発のための世界経済人会議) カウンシルメンバー
・2021-2023年:BCTI(Business Commission to Tackle Inequality)コミッショナー

(学歴)
1983年:慶應義塾大学経済学部卒
2006年:INSEAD Advanced Industrial Marketing Strategy
2007年:多摩大学ルネッサンスセンター(リベラルアーツ・ビジネススクール)
(地球環境問題を学び、地球最大の環境破壊の一つと言われる、枯渇しつつあるウズベキスタンのアラル海で現地調査を行う。)
2016年:INSEAD M&A and Corporate Strategy
2019年:International Space University Executive Space Course
2020年:International Space University Interactive Space Program

(書籍)
『SDGsが生み出す未来のビジネス』水野雅弘/原裕著 インプレス社 (2020) Chapter 05「エネルギーの力で資源循環型社会を実現」

『後発で“勝つ”ための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方』技術情報協会 (2024) 第10章 第6節「自社技術を活用した宇宙関連ビジネスへの参入と今後の展望」

(論文)
『横河電機におけるSDGsと宇宙 ーSDGsが拓く宇宙ビジネスー』黒須 聡、東 拓哉、内田幸弘 共著(第65回宇宙科学技術連合講演会)
『宇宙をSDGsに活かす横河電機のソリューション ーリモセン、ISSライフサイエンスから月面サーキュラーエコノミーまでー』黒須 聡、東 拓哉、内田幸弘、新福 啓介、小灘 聰一郎 共著(第66回宇宙科学技術連合講演会)
『宇宙をSDGsに活かす横河電機のソリューション ーリモセン、ISSライフサイエンスから月面サーキュラーエコノミー向け環境制御までー』黒須 聡、東 拓哉、内田幸弘、小灘 聰一郎、村田 明弘、水野 恵子、森井 一之 共著(第67回宇宙科学技術連合講演会)

会社概要

会社名黒須スペース&サステナビリティ合同会社
英文社名Cross Space & Sustainability, LLC
社長黒須 聡
設立2023年4月3日
所在地埼玉県さいたま市浦和区
取引銀行三井住友銀行 大宮支店
事業内容宇宙事業開発及びサステナビリティ(持続可能な社会の実現)に関する以下の事業

1)コンサルティング事業
2)セミナー、カンファレンス、教育等における講師業務
3)書籍、出版物、電子出版物等の執筆