横浜みなとみらいで行われたYOXOフェスティバルにて、1月25日のパネルディスカッション「宇宙居住の未来を語ろう」に登壇しました。お誘いいただいた山敷先生と、JAXAの桜井先生、鹿島建設大野部長、AMATERAS SPACE蓮見社長とご一緒で、司会は宇宙タレントの黒田有彩さんというとっても豪華なパネルでした。

私は、ストックホルム・レジリエンス・センターが提唱する「SDGsウエディングケーキ」を紹介しました。SDGsの17のゴールを「自然(生態系)」「社会」「経済」の3層に整理したこのモデルを見ると、私たちの社会は健全な自然に支えられ、その上に成り立っていることが分かります。宇宙には自然が無く、人がそこで生きて行くには必要な自然(生態系)を自ら作る必要があります。それを研究して行くと、如何に地球の自然が良く出来ており、我々がそれに依存し、またダメージを与えていることが分かります。つまり、「宇宙を考えることは地球を考えること」に繋がるのです。そして宇宙で生きるために欠かせないCO₂リサイクルや資源の再利用といった循環型技術は、地球の環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献します。

ディスカッションの最後には、アポロ8号の宇宙飛行士が撮影した「地球の出」の写真を紹介し、宇宙から見た地球の美しさと、そのかけがえのなさを共有しました。

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