7月20日に行われた国際月の日(International Moon Day)で登壇したパネル「Lunar Horizon: The Economic Implications of Lunar Exploration and Utilization」が配信されました。
人類が初めて月面に降り立った7月20日を、2021年12月9日に国連総会で「International Moon Day(IMD:国際月の日)」とすることが宣言されました。IMDは、毎年異なる都市がメインイベントのホストとなります。2022年は米国アラバマ州のハンツビル、昨年は韓国の果川市、そして今年は中国のハルビンとドイツのロストックがホストとなり、ハルビンのパネルに招かれ、オンラインで登壇しました。
パネリストは中国、ドイツ、UAE、日本から参加し、国連が宣言したイベントらしく国際色豊かなパネルでした。月面開発がどのように地上のビジネスチャンスにつながるかという質問に対し、月で人が持続的に活動するために生まれる様々な新技術が、地上の課題解決やビジネスチャンスにつながることを回答しました。その中でも、月面の極限環境で生きるためのECLSS(Environment Control and Life Support System:環境制御および生命維持システム)は、限られた空気、水、食料を徹底的にリサイクル/リユースする必要があり、これが地上の循環型社会(サーキュラー・エコノミー)の実現に貢献することが期待されています。
Live: On International Moon Day, experts envision a lunar research lab - CGTN